お悩み相談〜職場での問題

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視覚障害者のITシステム変更、人事異動、引っ越し対応

Q1.職場のITシステムの変更・バージョンアップはどのように対応したらよいでしょうか?

A1.上司、ITシステム担当者、地域障害者職業センターの障害者職業カウンセラー、中央障害者雇用情報センターの就労支援機器アドバイザー、障害者雇用管理サポーター、訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)などを交えて対応方法を検討します。障害者の多様な形態に応じた「在職者訓練」や職場適応援助制度を利用して、シンクライエントなどのITシステムやWeb会議システムなどに対応します。ITシステムの変更やバージョンアップは、画面読み上げソフトや拡大ソフト、点字ディスプレイなどの就労支援機器の利用にも影響が及びます。ファイルの共有, 共有ワークスペースの利用などリモートワーク環境が大きく変わってきています。オンラインによる職場適応援助(ジョブコーチ)も可能になってきましたので相談して下さい。

Q2.オフィスの引越し、部屋のレイアウトの変更はどのように対応したらよいでしょうか?

A2.早い段階で、引越し先の所在地、オフィスのレイアウト、オフィス周辺の環境に関する詳細な情報などを収集しておくことが大切です。部内の引越し担当者などに引越し先の詳細を教えてもらったり、事前に新しいオフィスに連れて行ってもらうようにします。歩行訓練士に通勤時間帯で通勤ルートの歩行訓練やオフィスのレイアウト、オフィス周辺の確認をしてもらうと、注意すべきポイントを認識することができます。環境確認は労働災害の対策として重要です。

Q3.上司、同僚、トレーナー、メンターなどが変わりました。自分の視覚障害の状況について理解してもらうためにはどうしたらよいでしょうか?

A3.視覚障害をもつ社員から新任の上司や同僚に、打ち合わせ形式やメモ形式で視覚障害の状態、パソコンをどのように利用して職務を遂行しているか、必要な配慮などを伝えるとよいでしょう。